建設業コラム
建設業コラム
作成日:2021/07/08
建設現場のデジタル化 〜コマツ・NTT・ソニー・野村のDX連合



建設機械大手のコマツは、NTT、ソニー、野村総合研究所と4社共同で新会社「株式会社EARTHBRAIN」(以下、EB社)を2021年7月1日に発足させました。

日本国内の建設業界における就業者の高齢化・労働者人口の減少といった社会課題や、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の建設現場における働き方改革が求められるなか、EB社は、安全性、生産性、環境性の向上をめざし、建設業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に取り組んでいくとのことです。

EB社は、従来コマツがソリューションサービスとして提供していた「スマートコンストラクション」のさらなる高度化を図り、海外へも幅広く展開していくことに取り組むほか、建設現場で稼働している全ての建機、車輌に対するサービスの提供を行うなど、4社が保有する知見やノウハウ、技術を組み合わせ、次世代スマートコンストラクションへと進化させ提供するとのこと。


次世代スマートコンストラクションでは、デジタル技術を駆使し、建設現場の地形や機械・労務・材料さらには安全・環境面も含めて遠隔からリアルタイムでモニターしたり、分析・改善したりすることができる現場可視化デバイス及びアプリケーションの開発・提供を加速させることで、現場のデジタルツインを作り、建設現場における生産の全工程をオープンプラットフォームでデジタルにつないで最適にコントロールすることにより、安全に生産性の向上を実現し、スマートでクリーンな未来の現場を創造していくことのことです。


各社の役割は次のようになっています。

・コマツ
建設現場のDXをめざし開発・展開してきた「スマートコンストラクション」のノウハウ、建設機械に関わる技術、商流面の支援

・ドコモ
デジタルツインコンピューティングの実現に向けた5G・IoTなどの高度なネットワークやクラウド基盤および画像解析、未来予測に用いられるAIなどの各種技術の提供

・ソニー
建設現場の情報可視化データに関するセンシング技術、データ収集システムの開発・提供

・野村
ビジネスモデル変革・デジタル化への知見を活かしたソリューション開発・サービス提供及びノウハウの提供



高齢化が進み、若年の労働者が不足している建設業において、デジタルトランスフォーメーション化は大きな期待のかかる技術ですので、今後の動きにも注目したいですね。


 こんな記事も読まれています。
 「働き方改革、CCUS普及、生産性の向上」に取り組む必要 〜全国建設業協会


 建設業サポートデスクとは?

 建設業界へのサポート経験が豊かな社会保険労務士・行政書士が、助成金を活用した人材育成をはじめ、社会保険の加入等各種手続き・管理建設キャリアアップシステムへの登録等、御社のお悩みについてご相談・解決します。

 厚生労働省の所轄機関で助成金担当の経験をもつ社会保険労務士が問題解決に取り組み、助成金のことを知り尽くしたスペシャリストが御社の成長をサポートします。

 各種社会保険手続き建設キャリアアップシステム(CCUS)助成金等にご関心があれば、一度建設業サポートデスクまでお問合せください。

TEL:06-4862-7749 
(平日 9:00〜18:00)
有料の手続き代行窓口です。手続き方法等についてのお問い合わせは対応していません。

お問合せ
KATO行政書士事務所
532-0011
大阪市淀川区西中島6-7-3
第6新大阪ビル905号室
TEL:06-4862-7749

国交省バナー01

CCUSバナー01