建設業コラム
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作成日:2024/08/09
見える化評価とは?評価を受けるメリットを解説



 

見える化評価とは


「見える化評価」とは、建設キャリアアップシステムに登録・蓄積される情報や技能者の能力評価(レベル判定)を活用し、専門工事企業の施工能力等を「見える化」する制度です。

技能者を雇用・育成する専門工事企業が、発注者や元請、ハローワーク等に情報発信し、受注機会や入職者の確保に繋げることを目的としています。

国土交通省:見える化評価の概要

対象となる専門工事


現在、基礎ぐい・切断穿孔・機械土工・建設大工(工務店)・鉄筋・とび土工・土工・左官・PC工事・コンクリート圧送・エクステリア・圧入(準備中)の12の専門工事職種で評価基準が設けられています。

現時点では評価を受けられる職種はかなり限定されていますが、今後追加されていく予定とのことです。

評価項目


見える化評価における評価項目は大きく分けて下記の3つで、それぞれ★〜★★★★の4段階で評価されます。

@基礎情報・・・建設業許可の有無、許可年数、財務状況等で判断
A施工能力・・・建設キャリアアップカードの保有者数、レベル3以上の技能者の割合等で判断
Bコンプライアンス・・・処分歴の有無、社会保険加入状況、コンプライアンス確保の取組み状況等で判断

なお、これらの評価は国土交通省のホームページ等で公開されます。

国土交通省ホームページ:見える化評価企業一覧

見える化評価のメリット


@元請企業へのアピールに繋がる
見える化評価で高く評価されることで、企業の施工能力を対外的に証明することができます。
実際に、元請企業である大手・中堅のゼネコン企業からも、「見える化評価を下請選定の際の基準として利用したい」という声が上がっており、元請企業へのアピールに繋がります。

Aエンドユーザーへのアピールに繋がる
一般の方が工務店等へ施工の依頼をする機会は、マイホームの新築や自宅のリフォームなど限られています。企業とは違い、昔からの付き合いやひいきにしている業者がある方は少なく、多くの方が経営状況や、技術力、これまでの実績などを見て、どの工務店に依頼するかを判断しています。

見える化評価はこれらの情報を網羅的に評価・公表する制度であり、公的な評価を受けた企業として、エンドユーザーに選ばれやすくなると言えます。

B求人活動に使用できる
建設業界では若年層の入職者数の減少が課題となっており、CCUSを活用した解決に向けた様々な取組みがなされています。
ハローワークでは建設業界への入職・転職を目指す方に対して、CCUS登録企業(見える化評価企業)への応募勧奨がされています。求人情報に「見える化評価で★4取得」など記載することができ、技能者を大切にする事業者として、求職者に選ばれやすくなる工夫がされています。

評価を受けるための手続きはどうするの?


見える化評価を受けるには、職種ごとの各評価実施機関に評価手数料10,000円(※評価団体により異なる)を支払った上、申請書の提出が必要です。

なお、評価を受ける前に建設キャリアアップシステムへ事業者登録を行っていることが必要です。

見える化評価の実施機関一覧

建設業サポートデスク


建設業サポートデスクでは「見える化評価」に関するサポートも行っております。

弊所は、CCUS認定アドバイザーである行政書士と、建設業界専門の社労士が在籍する社会保険労務士・行政書士事務所です。
CCUSの登録状況や、労務管理の観点から評価アップに向けたアドバイスが可能です。

見える化評価を用いて他社に差を付けたい!と考えている方がいらっしゃれば、まずは建設業サポートデスクにご相談ください。

お問合せ・ご相談は、お電話またはお問合せフォームで承っています。

TEL 06-4862-7749 (平日9:00 〜 17:00)
有料の手続き代行窓口です。手続き方法等についてのお問い合わせは対応していません。
※手続き方法等は建設キャリアアップシステム公式ページよりお問い合わせください。 


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