建設業コラム
建設業コラム
作成日:2024/07/26
建設キャリアアップシステム 入場・退場時のカードタッチを忘れたときの対処法




建設キャリアアップシステム(CCUS)の就業履歴の蓄積は、現場でカードをタッチすることによって行います。
この記事では、入退場時のカードタッチを忘れてしまった場合や、複数回タッチしてしまったときなど、就業履歴に関するよくあるご相談内容と、その対処法について解説いたします。

よくあるご相談その@ 入退場時にカードタッチを忘れた


「慌てていて、カードタッチを忘れてしまった」「カードを家に置いてきてしまった」といった場合でも、就業履歴の蓄積は可能です。
カードをカードリーダーにタッチする方法の他、技能者もしくは所属事業者が直接入力をする方法でも、就業履歴を蓄積することができます

技能者IDでCCUSにログイン後、320_就業履歴⇒10_入力から、該当の現場を選択して就業履歴の申請を行い、元請企業がそれを承認することで就業履歴として蓄積されます。

なお、直接入力と承認の手続きには期限があり、就業日の翌月末までに行う必要があります。カードタッチを忘れてしまった!と気づいたら、早めに対応しましょう。

CCUSマニュアル:第7章 就業履歴の登録と承認

よくあるご相談そのA 複数回カードをタッチしてしまった


同じ日に同じ現場で、複数回カードをタッチしてしまった場合でも、就業履歴としては1回としてカウントされるため、特に問題はありません。

また、現場利用料(1タッチにつき10円)についても、1回分のカウントとなります。
※現場利用料の請求が発生するのは元請企業のみ

よくあるご相談そのB 入場と退場を間違えて登録してしまった


「入場」と「退場」を誤ってカードをタッチしてしまった場合は、入場⇔退場を切り替えて再度カードをかざすことで、正しい就業履歴を蓄積することができます。

なお、入退場の両方を登録するか、入場のみを登録するかは現場毎に任意で決めることになっています。

よくあるご相談そのC 就業履歴を削除したい


A現場に入場した後すぐにB現場に移動することになったため、A現場での就業履歴を削除したい、といった場合もあるかと思います。

CCUSでは、事業者による就業履歴の改ざん防止のため、一度蓄積した就業履歴の削除はできない仕様になっています。
ただし、上記のようなやむを得ない事情から修正が必要になる可能性もあるため、就業履歴の削除を含めた修正の在り方については、現在検討中のようです。

今後、一定の条件のもと、就業履歴の修正・削除が行えるようになる可能性もあります。

建設業サポートデスク


弊所では、正しい就業履歴蓄積のための「施工体制登録」や「作業員名簿の登録」のサポートを行っています。

CCUSの就業履歴は、レベル判定の基準に使われるなど、技能者の経歴を証明する重要な情報です。
正しい形での就業履歴の蓄積を行っていなかった場合、将来的に技能者が本来満たせるはずの、レベル判定基準を満たせない、適切な処遇を受けられないといった事態に繋がる可能性があります。



・就業履歴が正しく蓄積できているか不安がある

・元請から作業員名簿の登録をするよう指示があったがやり方がわからない



このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ建設業サポートデスクにご相談ください。

弊所は
CCUS認定アドバイザーが在籍する行政書士事務所です。
豊富な知識と経験を持った行政書士が、手続きをサポートいたします。

相談はお電話・LINE・お問合せフォームにて受け付けております。

TEL 050-5433-6737 (平日9:00 〜 17:00)
手続き方法等、一般のお問合せに関する対応はこちらではしておりません
※手続き代行サービス(有料)に関するお問合せのみのご対応となります。


お問合せ
KATO行政書士事務所
532-0011
大阪市淀川区西中島6-7-3
第6新大阪ビル905号室
TEL:050-5433-6737
FAX:06-6829-7488
お問い合わせフォーム

※.有料の手続き代行窓口です。CCUS本部の窓口ではございません

国交省バナー01

CCUSバナー01