建設キャリアアップシステムには、建設業での経験や所有している資格に応じて評価を受けられる、「レベル判定」のしくみがあります。レベル判定は、資格・経験を満たしていれば評価がされることになっていますが、基準を満たしていても申請を受け付けてもらえないケースもあります。
今回は、レベルアップできない原因を事例ごとにご紹介します。
CCUS上に資格が登録されていない
レベル判定に必要な資格は、取得しているだけでは足りず、CCUS上に登録されていることが必要です。
レベル判定の評価を行う団体は、CCUSのアカウントに登録された資格コードを確認し、基準に該当する資格を持っているかを判断します。せっかくレベルアップのために資格を取得しても、CCUS上に登録されていないと判定対象とはならないので注意が必要です。
誤ったコードで資格登録されている
CCUS上への登録が完了していても、決まったコードでの登録がされていない場合は、資格なしと判断されレベル判定を受けることができません。
例えば、とび分野のレベル2の申請には、「玉掛け技能講習(コード:40040)」を終了していることが必須となっていますが、このコード以外で登録されている資格はレベル判定の対象となりません。
登録時に「その他技能講習(コード:49999)」などを使用している場合は、レベル判定申請前に基準に対応するようにコードを変更する必要があります。
例)【とび分野:レベル判定基準】
経歴証明を行う事業者がCCUSに未登録
レベル判定を受けるには建設業での就業経験を証明する必要があります。この証明は、2029年3月までは所属事業者が経歴証明書を提出して行うことが可能ですが、証明が可能な事業者は「建設キャリアアップシステムに登録していること」という条件があります。
所属事業者や上位事業者がCCUS登録をしていない場合、評価団体によっては申請を断られることもあるため注意が必要です。
建設業サポートデスク
建設業サポートデスクでは、レベル判定申請だけでなく、どの分野でどのレベルになれるか調査し、次のレベルアップに必要な資格・経験までアドバイスさせていただく「レベル判定コンサルティング」が可能です。
「以前自分で申請したけどレベルアップできなかった」という方も、登録内容や申請分野を見直すことでレベルアップできる可能性があります!
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