アスベスト(石綿)の調査や除去工事の費用に関して、国は補助金制度を設けています。
どういった調査や除去工事が対象となるのでしょうか。
※地方公共団体によって制度の有無や内容が異なりますので、申請の前には各市町村へご確認・ご相談ください。
補助金制度の対象内容
まず、補助金制度の対象ですが、下記の2つになります。
・アスベスト調査
・アスベスト除去工事
アスベスト調査
アスベスト調査においては、次のような補助金制度となります。
@ 対象建築物:吹付けアスベスト等が施工されているおそれのある住宅・建築物
A 補助内容:吹付け建材中のアスベストの有無を調べるための調査に要する費用
B 国の補助額:限度額は原則として25万円/棟(民間事業者等が実施する場合は地方公共団体を経由)
※吹付けアスベスト等:吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール(アスベスト含有率が0.1%を超えるもの)です。
アスベスト除去工事
アスベスト除去工事においては、次のような補助金制度となります。
@ 対象建築物:吹付けアスベスト等が施工されている住宅・建築物
A 対象とする費用内容:対象建築物の所有者等が行う吹付けアスベスト等の除去、封じ込めまたは囲い込みに要する費用(建築物の解体・除去を行う場合にあってはアスベスト除去に要する費用相当分)
B 国の補助率: 地方公共団体の補助額の1/2以内(かつ全体の1/3以内)
※吹付けアスベスト等:吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール(アスベスト含有率が0.1%を超えるもの)です。
申請方法
申請は、各地方公共団体に行います。
申請方法や制度については地方公共団体により異なりますので、事前に各市町村へご確認ください。
(地方公共団体によっては補助金制度がない場合もあります)
石綿の健康被害について
石綿(アスベスト)は、過去に建材等に広く使用されてきたもので、肺がんや中皮腫などの原因となることが知られています。
解体・改修等の工事の際は、石綿を吸い込んだり、大気中に石綿が飛散するおそれがあり大変危険です。
石綿による健康障害を防ぐため、適切な石綿対策を行うことが必要です。
建設アスベスト給付金
建設の仕事をしていて、アスベストによる健康被害(中皮腫・肺がん・石綿肺など)を受けた人やその遺族に対して、国が給付金を支払う「建設アスベスト給付金」という制度が、2022年1月19日より施行されました。
支給対象者には、最高で1300万円が国から支払われます。 建設アスベスト給付金とは
建設業サポートデスクでは、過去に建設アスベストによる健康被害を受けた方々を対象に、建設アスベスト給付金の申請サポートをしています。
ご自身や親族等でお困りの方がいましたら、是非ご相談ください。
お申込み・ご相談はお電話、またはお問合せフォームより承っています。
TEL 050-5433-6737 (平日9:00 〜 17:00)
※有料の手続き代行窓口です。手続き方法等についてのお問い合わせは対応していません。