2025年に開催される大阪万博まで1000日を切り、開催準備も盛んになってきています。
建設業界にとってもビッグイベントになる万博は、建設業を営んでいる方にとっては見過ごせません。
そこで、大阪万博に向けてどういった工事が計画されているかをシリーズでお届けしています。
どういった工事計画があるかを知ることで、今後の事業計画等に役立てることができるかもしれません。
今回は会場へのアクセス向上について見ていきます。
会場へのアクセス向上
関西広域から会場へのアクセスのため、次のような事業が計画されています。
・空港や港湾、主要ルートとなる高速道路や鉄道の強化
・主要ルートに接続する道路、隣接する府県から大阪府域へのアクセス道路の機能強化
・道路や鉄道の安全施設の整備やバリアフリー化
・会場への歩行者、自転車によるアクセス機能強化
具体的には下記のようなものです。
●淀川左岸線(2期)整備
2026年度末に完成予定の工事を前倒しで早期整備をし、万博開催時に新大阪・大阪駅から会場までのシャトルバスルートとして暫定利用。
<新大阪→夢洲 現在35分 整備後19分(約46%短縮)>
●北大阪急行 延伸
北大阪地域と大阪都心部とを直結し、万博会場へのアクセス向上。
また並走する新御堂筋においても車から鉄道への利用転換による、大阪府内の交通渋滞の緩和。
●国道371号(石仏バイパス)
大阪・和歌山県間の整備によるアクセス向上。
●関西国際空港 第1ターミナルリノベーション
関西へのゲートウェイとして、国際線キャパシティ拡大を柱とした抜本的機能強化。
第2ターミナルと合わせて国際線で年間約4,000万人のターミナルキャパシティに。
(2018年度実績 年間約2,300万人)
●鉄道バリアフリー化
大阪メトロ、JR西日本、民鉄の主要駅をバリアフリー化。
大阪万博工事受注への準備
大阪万博が近づいてくるにつれ工事が多くなってきますが、万博関連の工事を受注するにあたっての準備はできていますか?
例えば500万円以上の工事を請負うためには、建設業許可が必要になります。
現場によっては、建設業許可をもっていないと下請けとして工事をお願いできない、という場合もあります。
また、建設キャリアアップシステムの登録が終わっていない事業者・技能者も、現場に入れない可能性があります。
建設キャリアアップシステムを導入する元請が増えており、「登録が完了していないと現場に入れない」、という話も最近よく耳にします。
また、建設キャリアアップシステムは国土交通省が2023年度より原則義務化として動いています。(2022年9月時点)
直前になって慌てて登録しようとしても、準備が大変であったり、申請後も不備があってなかなか登録が終わらない、という事例もよくありますので、まだ登録が済んでいない事業者や技能者は、早めに登録をすることをオススメします。
せっかく大阪万博による案件が増えても、準備不足によって受注ができない、などというもったいないことにはならないように、事業の成長を考えている事業者さんは、早めに準備を始めておきましょう。
建設業許可、建設キャリアアップシステムの手続き代行
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