2025年に開催される大阪万博まで1000日を切り、開催準備も盛んになってきています。
建設業界にとってもビッグイベントになる万博は、建設業を営んでいる方にとっては見過ごせません。
そこで、大阪万博に向けてどういった工事が計画されているかをシリーズでお届けしています。
どういった工事計画があるかを知ることで、今後の事業計画等に役立てることができるかもしれません。
今回は会場周辺のインフラ整備について見ていきます。
会場周辺のインフラ整備
万博会場周辺において、次のような交通・物流の整備・機能強化が計画されています。
●阪神港におけるコンテナ物流の効率化(AIターミナル)
「新・港湾情報システム(CONPAS)」を導入し、コンテナターミナルのゲート前混雑の解消や、コンテナトレーラーのターミナル滞在時間を短縮。
●大阪港北港南(夢洲)地区国際海上コンテナターミナル整備(荷捌き地の拡張)
今後のコンテナ貨物の増加等に対応するため、荷捌き地の拡張やゲートを増設し、物流機能を強化。
●水上交通ネットワークの整備(係留施設の整備)
関空や神戸空港など、他のエリアからの海上アクセスを確保。
●周辺道路の車線数増加、立体交差化
此花大橋・夢舞大橋の拡幅、夢洲域内幹線道路拡幅、舞洲幹線道路の立体交差化。
●大阪メトロ中央線延伸
万博来場者や国際観光拠点、国際物流拠点への来場者に対する、アクセス向上・港湾物流ネットワークの円滑化を図り、主要な輸送手段を形成。
大阪万博工事受注への準備
大阪万博が近づいてくるにつれ工事が多くなってきますが、万博関連の工事を受注するにあたっての準備はできていますか?
例えば500万円以上の工事を請負うためには、建設業許可が必要になります。
現場によっては、建設業許可をもっていないと下請けとして工事をお願いできない、という場合もあります。
また、建設キャリアアップシステムの登録が終わっていない事業者・技能者も、現場に入れない可能性があります。
建設キャリアアップシステムを導入する元請が増えており、「登録が完了していないと現場に入れない」、という話も最近よく耳にします。
また、建設キャリアアップシステムは国土交通省が2023年度より原則義務化として動いています。(2022年9月時点)
直前になって慌てて登録しようとしても、準備が大変であったり、申請後も不備があってなかなか登録が終わらない、という事例もよくありますので、まだ登録が済んでいない事業者や技能者は、早めに登録をすることをオススメします。
せっかく大阪万博による案件が増えても、準備不足によって受注ができない、などというもったいないことにはならないように、事業の成長を考えている事業者さんは、早めに準備を始めておきましょう。
建設業許可、建設キャリアアップシステムの手続き代行
建設業サポートデスクでは、建設業許可や建設キャリアアップシステムの手続き代行を行っています。
特に建設キャリアアップシステムでは、公式認定アドバイザーが在籍しており、建設キャリアアップシステムに関する知識が豊富なので、どこよりも安心してお任せください。
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