2022年8月23日に、建設現場でのアスベスト(石綿)使用をめぐる訴訟で、遺族と建材メーカーが初の和解をしました。
和解金は約1200万円で、メーカーとの和解が成立したのは全国初とのことです。
石綿被害に関する国の賠償責任(給付金)
石綿被害に関する訴訟については、2021年5月の最高裁判決において、対策を怠ったとして国の賠償責任が認められました。
この判決を受け、2021年6月に建設アスベスト給付金に関する法律が成立し、
建設現場においてアスベストによる被害を受けたと認定された人・遺族は、最高1,300万円の給付金を受け取れるようになりました。
建設アスベスト給付金の支給対象者
建設アスベスト給付金の具体的な支給対象者は、下記の3つの要件すべてに該当する人になります。
@下記のいずれかの期間に、該当する石綿にさらされる建設業務に従事していた。
A:1972年10月1日から1975年9月30日までの間に、石綿の吹付作業に従事していたこと。
B:1975年10月1日から2004年9月30日までの間に、屋内作業場で働いていたこと。
A石綿関連疾病にかかった。
(中皮腫、肺がん、びまん性胸膜肥厚、石綿肺、良性石綿胸水)
B労働者や、一人親方・中小事業主(家族従事者等を含む)であること。
また、既に国から賠償金・和解金を受けた者や、労災保険給付金や石綿救済法に基づく給付を受けた者・受けている者も対象になります。
【関連するページ】
「建設アスベスト給付金とは」
建設アスベスト給付金制度について (厚生労働省HP)
給付金の申請サポート
建設業サポートデスクでは、建設アスベストで被害を受けた方々を対象に、建設アスベスト給付金の申請サポートをしています。
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